セロー250のエレメントカバーのボルトをなめた件 その2

クランクケースカバー交換用の部品が届きましたので前回の続きをば
(まとめの都合上写真の時系列が所々前後します)

準備したのは2012年式セロー250の部品から(自分のセローは2008年式ですが問題ありませんでした)


・90430-10171 ガスケツト x2
・5XT-15421-02 カバ-,クランクケ-ス 2 x1
・91314-06020 ボルト,ヘキサゴンソケツトヘツド x1
・90430-06014 ガスケツト x2
・4D3-15461-00 ガスケツト,クランクケ-スカバ- 2 x2

※後述してますがレベルゲージの窓部分を流用しないなら「3Y1-15361-00 ゲ-ジ,レベル」が必要です

あとエキパイを外す必要があるとのことでエキパイ用の前後ガスケット


オイルラインが繋がってるとこの接合部のガスケットが2個
エレメントカバー用の新しいボルト1個(短い)
クランクケースカバーとそのガスケット
クランクケースカバーの固定ボルト2箇所にガスケットを挟んでる部分があるのでそのガスケット
エキパイを取り外す必要があるのでそのガスケットです

とりあえず新しいクランクケースカバーの写真を記録用に



眺めていると気づいた事が・・・


無いね・・・窓が無いね・・・オイルレベルゲージの・・・
部品検索で調べてみると別にちゃんと部品がありました・・・見逃しました・・・付属してるものかと思ってた
(注文するなら「3Y1-15361-00 ゲ-ジ,レベル」1000円ほど)
移植すればいいのかなぁと不安になりつつもとりあえず作業を進めます



作業開始


クランクケースカバーの取り外しですが、オイルラインが繋がってる部分がエキパイに干渉して取れないので
エキパイから取り外しです
※取り外さなくてもなんとかクランクケースは外れそう?ですが初回だし一応念のため、
 サービスマニュアルにも取り外すとは書いてあるけどノーマルのエキパイなら外さなくても楽にいけるかも



次にクランクケースカバーのボルト外しなのですが事前準備として
締め付けの参考にしようかとマジックで12時部分に印と番号を書いておきます
(ここのボルトの締付けトルクは全部10N・mなのですがその範囲のトルクレンチを持ってないので)



まずオイルラインのボルトを取り外し



そしてクランクケースカバー固定ボルトをジャンジャン取り外し



手持ちの工具では10番のところのボルトがブレーキペダルが邪魔で届かなかったのでブレーキクレビスを外して対応



全部合わせて13本+オイルラインのボルト1本
ボルトは順番がわかるようにボルトストッカー(タッパーに穴あけただけ)に刺しておきます



ボルト外せばクランクケースカバーは簡単にパコッと取れるのかなと思ってたらなんだか外れない・・・



ドライバーの後ろのゴム部分でコンコココンと軽く叩きまくってようやく外れてくれました



簡単には取れなかった原因はガスケットの張り付きもありますが、あとで気づいたこの「ダウエルピン」
という筒状の部品が前後にクランクケースカバーとエンジンの合間に2個挟まってたのもあるかな?



この部品は位置決め用の部品でこれで正しい位置にエンジンとカバーを正しく合わせる事ができるらしい
そしてこれのおかげでなるべくエンジンとカバーを平行に合わせていかないとうまくハマラナイしハズセナイ感じ
クランクケースカバーを外す時はなるべく全体的に均等に引っ張って外す必要があります


ほう・・・これが中身か・・・と記念に資料写真撮影



作業に戻りエンジン側のガスケット残りの掃除
スクレーパーで軽く軽くエンジンを削らないようにホンノリとやさしく剥がし
多少黒い汚れが残ってますがまぁやりすぎでエンジン削るよりいいかということで深追いしませんでした



次に目に付いたエンジンの底にあったコレ



オイルストレーナーという金網、調べてみるとそのまんま茶漉しみたいなものでゴミを引っ掛けるものらしい
オイルポンプの直前にあり最後の砦的な?


よくみるとなんか金属屑がある・・・



落ちたネジ山の屑かな?キレイに掃除します
クランクケースカバーを開けたらいちおうココもチェックしといたほうが良さそうです
取り付けは楔状になってるので細いほうが奥、ちょっと下の空間ありますがコッチにも十分入ってしまうので間違い注意



ひとまずエンジン側の下ごしらえは完了


クランクケースカバー側の準備としましてレベルゲージの窓の取り外しと取り付け



部品検索の図を見るとネジでもなんでもなくただハマッテルだけのようなのですが
指でいくら押しても外れないので・・・叩き出す方向でなにか良いものはないかと見つけたのがマジックペン
これを使って窓が割れないかドキドキしながらもハンマーで叩き出しまして無事外れました



取り付けですが、サービスマニュアルにはレベルゲージ窓の取り付けに関しての記述が見当たりません
ネットにも情報が少なかったので迷いましたが「十分に脱脂して押し込むだけ」の方法を選択
念入りに脱脂して木槌でコンコン~っと、でもやっぱり不安なのでドライバーで念入りに押し込み


表から見ると隙間ありますがこれは構造上そうなるものらしい

コレで抜けないのか?と不安になり指で表から押してみると・・・
真ん中を押すとなかなか硬いのですが淵側を押すと割と簡単に取れた・・・
元のクランクケースに戻しても同じように取れるし、液体ガスケットを使用してある痕跡は無いので
長い間に固着するのかな?構造上内圧がマイナスになる事はないから大丈夫なのか?
と不安になりつつも押し込んだだけで完了としました。


後は戻すだけ~なのですが、ここから色々考えてた事とかを


クランクケースカバーの新旧比較

左が12年式、右が08年式



12年式はエレメントカバー下部の部分が塞いでありますが08年は貫通してます



参考にさせてもらった記事のクランクケースカバーはエレメントカバーからのオイルドレン穴が合流してたのですが
08年式はどうも穴が貫通してるだけのようで、どこかに繋がってる横穴らしきものはありません


自分の08年式セローが正しく「5XT-15421-00」のカバーならば
参考にさせてもらった記事のものは「5XT-15421-01」なのかな?
とすると「貫通&ドレン無し」→「貫通&ドレン有り」→「全部塞いだ」といった進化なのかな~?

ネジ山の強度からすると弱い順に「5XT-15421-01」、「5XT-15421-00」、「5XT-15421-02」でしょうか
という事は・・・自分のセローは特別に弱いわけでもなかったのかもしれない
でもオイルにまみれつつ熱々な環境にさらされるし普通より弱い事はたしかな事かも


次に新しいエレメントカバー固定ネジ(中央下部)の長さ比較
エレメントカバーの厚みを考慮するとネジ山の長さが増えたわけでも無さそう



せっかくクランクケースカバーを開けたしせっかくなのでクラッチの消耗具合もチェックしてみました
クラッチスプリングのとこのボルト外したらゴッソリとれます



クラッチスプリングの自由長=39.2mmくらい(誤差0.1mm前後) (新品:40.1mm 使用限度:38.1mm)
使用限度まで後2~3年くらいかな?



フリクションプレートの厚み計測は一枚につき4箇所計測するらしい
これは3.1mm~3.2mmくらい(新品:2.9mm~3.1mm 使用限度:2.8mm)


新品より厚いって・・・ノギスの精度が微妙か・・ひとまず全然磨耗してない様子


クラッチプレートは厚みじゃなくて歪みを計測するらしいがゲージ無かったので・・・多分真っすぐ!



最後にクラッチハウジングとクラッチボスの点検
フリクションプレートとクラッチプレートが接触する部分が凸凹になってなければいいらしい
なにか跡がついてるけど大丈夫そう


クラッチボスってのに冷却効率アップの為に穴を開ける加工があるとか聞いてたけど既に穴空いてるみたいだし
セロー250については縁の無いカスタムかな? それとももっと穴開けたりするのかな?

フリクションプレートとクラッチプレートはエンジンオイルに浸してから
取り外した順に重ねておいて順番に組み付けはていくだけですが
一番内側にあるクラッチダンパースプリングシートとクラッチダンパースプリング


このクラッチダンパースプリングは向きがあるので注意、テーパー状になってるので広がってるほうが外側です


最後のクラッチスプリングのボルトは☆を書く順序に対角で締め付け(規定トルク:8Nm)
規定トルクは8Nmなのですが工具無いので4回くらいに分けて徐々に締めて最後に手ルクレンチでキュッと


本当は中心の小さいナットとかでクラッチ遊びの調整とかするのですが今回触ってない部分だし
取り付け後のクラッチレバー操作でも遊びが変化した様子は無かったでの省略


一通りチェック終ってクランクケースカバーの取り付けです


ダウエルピンをエンジン側に付けて、ガスケットをはめてクランクケースカバーを取り付け



このときダウエルピンの影響でなるべく平行にカバーを押し込まないとうまくはまりません
なかなかうまく行かないのでちょっと押し当てて左右交互に軽く叩いてはめました



ボルトを順番に手で取り付け(ガスケット使うボルトに新品ガスケット取り付けで)



あとは対角に締めていきます(規定トルク:10Nm)ゆっくり3回にわけて少しずつ締めていきましたが
手ルクレンチの感触では最初に印を付けた位置まで回すと締めすぎになっちゃうボルトが現れました



ガスケットを挟んでる以上は多分1回転以上は潰しつつ締められるが潰しすぎも良くないだろうと
ここはオイル漏れたらあとで増し締めすればいいか・・・ひとまず自分の手ルクレンチを信じる事に
カバーが終ったらオイルパイプのトコを締め付け(規定トルク:20Nm)


エキパイ戻しですがそのままではうまくはまらず結局マフラーも外してガスケット交換して取り付け



フィルターは純正品を今回準備



Oリングにシリコングリスを薄く薄くホンノリとつけて



新しいクランクケースカバーは小さいOリングは今後1個で済むことに(エンジン内部に貫通してないので不要に)



ドキドキのエレメントカバーをボルトもよく脱脂してキュッとやさしく取り付け・・・なんとかうまくいきました



オイルはメカノイズの少なさが恋しくなり今回ワコーズのタフツーリングの20w-40をば



コレでなんとか全て完了!



アイドリング10分テストでオイル漏れ無し! オイルレベルゲージの窓も無事!



50kmほど走行後もオイル漏れ無し!異音無し!



なんとか無事終ったヽ(*´∀`)ノ


なかなか勉強になったけど、しばらくは同じ作業したくないな~なんだかやけに疲れたし・・・
リンク周りのグリスアップのほうがまだ楽に感じます
バイク屋さんはいつもこんな事やってるのかと思うと多少の高い技術料でもわかる気もする
今後エレメントカバーの交換は気をつけねば・・・低トルク用のトルクレンチ買おうかなぁ








odo:16250km
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この記事へのコメント

Re: - カイトス - 2016年12月26日 20:50:39

こんばんは

雌ネジ側がアルミであることもありこの年式では鬼門ですな
この部分についてはカバー交換後も油分を雄ネジ雌ネジ両方脱脂したあとに
フィルターカバーの隙間が締まる程度に軽く軽く締めるように気を使ってます
トルク数は不明ですが「コンパスを回すより少し強いくらい」でしょうか
交換後も気を付けてください

- - 2016年12月23日 21:29:23

自分も全く同じボルトをなめてしまったので、大変参考になりました。
これを参考に、今度作業してみる予定です。
僕の場合は、もともと小トルク用のトルクレンチを使っていました。
また、なめやすいボルトということで、10Nmの指定を8Nmでしめていたのですが、
それでもなめてしまいました。これはもう構造の欠陥だと思いますね。
今後ともよろしくお願いします。

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